株式投資を実践するにあたって、

初心者
株価上昇狙い、配当金狙い、どちらがいいのか分からない…。
このように迷っている人は少なからずいると思います。
人それぞれ目的やいつにどの程度資産を形成したいか、リスクはどの程度取れるか?によっても変わるため、一概にどちらがいいのか?について断言できることはできません。
ただ、それぞれ人によって向き不向きはあると思っています。
私は基本的に米国高配当ETFで資産形成を続けているのですが、別口(自分のお小遣いの範囲)で日本のバリュー株投資にもチャレンジしています。

実際に株式を購入ししばらく株価の動きを見ることで、色々感じるものがありました。
(やはり百聞は一見に如かず、百見は一経験に如かずだと思いました。)
今回は資産運用方法の違いによって、
精神面にどのような差異が生まれるのか?
を私の体験をもとに解説していきたいと思います。
キャピタルゲイン・インカムゲインとは

まずは株式投資における利益を得る方法の違いとして、キャピタルゲイン、インカムゲインについておさらいしておきます。
キャピタルゲインとは
株式投資におけるキャピタルゲインとは、株式を買った時と売った時の差によって生じる利益のことです。
逆に損益となった場合はキャピタルロスと言います。
キャピタルゲインを出来るだけ大きくするためには、単純に安く買って高く売ることです。
そのため、成長の期待がある会社を選んで投資することになります。
買い時 | できるだけ安く買いたいがこのあと上がるか下がるかは誰にも分からない |
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売り時 | できるだけ高く売りたいがいつが最大なのかは誰にもわからない |
メリット | うまくいけば大きな利益を得られる 中長期保有の場合副次効果としてインカムゲインが得られる |
デメリット | 売り時が難しい |
リスク | 株価の値動きの幅だけ |
リターン | 0〜10倍以上 |
インカムゲインとは
株式投資におけるインカムゲインとは、株式を保有しているときに分配される配当金によって得られた利益のことです。
配当金は会社により異なり、無配の会社もあります。インカムゲイン狙いの投資となると、より高い配当を安定して排出してくれる会社を選んで投資することになります。
買い時 | できるだけ安く買いたいがこのあとの値動きは読めない |
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売り時 | 長期保有でそもそも売却しない運用方針 |
メリット | 安定したキャッシュフローを得られる |
デメリット | 大きなリターンを得ららにくい |
リスク | 減配無配になることがある |
リターン | 年間配当利回り0〜10%以上 |
キャピタル狙い、インカム狙いの精神面での違い
キャピタルゲイン目的の投資、インカムゲイン目的の投資、それぞれ一長一短ではありますが、大きな違いは精神面にあると思います。
ここでいう精神面は、投資している間
どれだけ心穏やかに過ごせるか?
の意味です。
インカム狙いの場合、配当金が目的でそもそも売る気がないので株価の多少の値動きはさほど気にならず、どっしり構えてられます。
むしろ、長期保有で右肩上がりを想定しているのであれば、一時的な下落は配当利回りが上がり、むしろ追加購入のチャンスと捉えることもできます。
一方キャピタル狙いの場合、中長期保有で成長株への投資をしようと決めていても、日々気になって落ち着かない日々が続きました。
本来であれば株価チェックの頻度はそれほど多くなくてよいのかもしれませんが、どうしても気になり毎日チェックしてし、まだ利益確定もしていない含みの損益を見て一喜一憂していました。
そもそもまず、買い時が難しく自分のルールに従って会社を調べ、ある程度絞れはしたものの、チャートの上がり下がりを見ると買い時は今では無いのでは無いか?と常に迷いが生じていました。
- 買い時を見定める
- 株価が気になる
というのは、ある意味株式投資の楽しみなのかもしれませんが、ヤキモキしたり、日々落ち着かなかったりする点はインカム狙いの投資とは大きく違うと感じました。
まとめ

ここまで私の実体験をもとに、キャピタル狙いの株式投資とインカム狙いの株式投資の精神面での違いを解説してきました。
あくまで個人的な感想ですし、メンタルが強い人、チマチマ資産を増やすのがイライラする人はもしかしたらキャピタル狙いの方が向いているかもしれません。
またキャピタル狙いの魅力はなんといっても大きなリターンです。
いわゆるテンバガー(10倍株)なんかは夢がありますし、億り人を夢見て株式投資を続ける人も多いのではないでしょうか。
ギャンブル性が高く再現性は低いものの、リスクを負って少ない時間で稼ぎたいという人にはピッタリの投資方だと思います。
なんにせよ、投資は目的と時間ありきです。
さらに自分の心とも会話をして、楽しんで投資できるものを選ぶようにしましょう。
今回は「【インカム狙い】資産運用方法による精神面の違い【キャピタル狙い】」というお話しでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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