【投資】投資の基本!複利計算の仕組みと配当金再投資について

資産運用

資産運用、投資をするにあたって必ず出てくるのが金利利回りの話です。

さらに言えばその計算方法も単利なのか複利なのかで変わってきます。

今回は投資初心者に向けて、複利計算の仕組みと株式から得られた配当金の再投資の有効性を紹介していきます。

この記事でこんなことがわかる!
複利計算の仕組み
配当金再投資の有効性

単利と複利の違いについて

利息とは

銀行にお金を預けると「利息」がもらえます。

逆に銀行などからお金を借りると「利子」を払わなければなりません。

これらの貸し借りで発生するお金は、元本に利率を掛けて計算します。

例:銀行普通預金100万円、金利0.001%の場合、

利息=100万円×0.01%=10円 (微々たるもの…)

この利息が毎年発生する場合、その計算方法には2つ「単利」と「複利」があります。

単利とは

単利は「最初の元本にのみ利率をかけて算出」するもので、銀行の定期預金が単利運用の代表例です。

例:元本100万円、金利1%の単利商品の場合、
 1年目の利息  100万円×1%=1万円
 2年目の利息  100万円×1%=1万円
 3年目の利息  100万円×1%=1万円
 ・・・
 20年目の利息  100万円×1%=1万円
 利息の合計は20万円

元本と利率が変わらなければ毎年の利息が一定なのが単利の特徴です。

複利とは

複利は「元本に利息を加えたものに利率を掛けて算出」します。

毎年毎年、発生した利息を加えて利率を掛けるので、雪だるま式に元本が増えていきます。

再投資型の投資信託が代表例です。

例:元本100万円、金利1%の複利商品の場合、
 1年目の利息 100万円×1%=1万円
 2年目の利息 101万円×1%=1.01万円
 3年目の利息 102.01万円×1%=1.0201万円
 ・・・
 20年目の利息 120.81万円×1%=1.21万円
 利息の合計は22.02万円

単利と比較して2万円ちょいプラスになりました。

複利の力を生かすには

単利より複利の方が利息の増え方が大きいということがわかりました。

この複利による利息ですが、3つのポイントを抑えることでより増えるペースを早めることができます。

1. 元本を増やす

これは単利にもいえますが、元本を増やすとその分もらえる利息も増えます。

元本を増やさなければ利息も増えていかないということは、つまりは入金力を上げるというのが大事になってきます。

つまり資金の調達手段の確保が大事になってくるため、結局のところ資産運用だけで大きな資産を築くことは難しいということです。

金利を上げる

金利は数%変わるだけで増え方が大きく変わってきます。

例えば金利を1%→2%に変えただけでも、利息が2倍以上の48.59万円まで増大します。

例:元本100万円、金利2%の複利商品の場合、
 1年目の利息 100万円×2%=2万円
 2年目の利息 102万円×2%=2.04万円
 3年目の利息 102.04万円×2%=2.08万円
 ・・・
 20年目の利息 145.68万円×2%=2.91万円
 利息の合計は48.59万円

運用期間(年数)を上げる

単利の場合、運用期間を増やせば増やすほど年数の分利息が増えます。

複利の場合は、さらに効果が大きくなり単利運用との差が大きくなってきます。

10年目では1.90万円、20年目では8.59万円、30年目では21.14万円とその差額も雪だるま式に増えていっています。

元本年利
100万円2.00%単位:万円
単利複利差額
1年目102.00102.000.00
2年目104.00104.040.04
3年目106.00106.120.12
4年目108.00108.240.24
5年目110.00110.410.41
6年目112.00112.620.62
7年目114.00114.870.87
8年目116.00117.171.17
9年目118.00119.511.51
10年目120.00121.901.90
11年目122.00124.342.34
12年目124.00126.822.82
13年目126.00129.363.36
14年目128.00131.953.95
15年目130.00134.594.59
16年目132.00137.285.28
17年目134.00140.026.02
18年目136.00142.826.82
19年目138.00145.687.68
20年目140.00148.598.59
21年目142.00151.579.57
22年目144.00154.6010.60
23年目146.00157.6911.69
24年目148.00160.8412.84
25年目150.00164.0614.06
26年目152.00167.3415.34
27年目154.00170.6916.69
28年目156.00174.1018.10
29年目158.00177.5819.58
30年目160.00181.1421.14

配当金再投資の有効性

あとは、この複利計算の有効性を資産運用でどう活かしていくかが重要です。

私は米国高配当ETFを好んで投資していますが、毎月定期的に買い増ししつつ、得られた配当金は再投資することにしています。

人によっては配当金を使うという方もいますが、それはそれぞれの目的や目標によって違います。

私の場合、出来るだけ早いセミリタイアを目指しているので、出来るだけ早く高配当株を積み立てることが目標のため、配当金は全て再投資をしています。

ここで、配当金を再投資する場合としない場合に目標金額に到達するスピードを比較してみます。

例:毎月5万円の積立て
 年間利回り4%
 月当たりの配当金の目標を5万円
 (ただし信託報酬や税金を考慮しないものとします)

結果は下表のとおりです。

毎月5.00年利4.00%
複利計算単利計算
期首月額期末期首利益月額期末
1年目0.000.2062.400.0057.400.2060.00
2年目62.400.41127.3060.00122.300.40120.00
3年目127.300.62194.79120.00189.790.60180.00
4年目194.790.85264.98180.00259.980.80240.00
5年目264.981.08337.98240.00332.981.00300.00
6年目337.981.33413.90300.00408.901.20360.00
7年目413.901.58492.85360.00487.851.40420.00
8年目492.851.84574.97420.00569.971.60480.00
9年目574.972.12660.37480.00655.371.80540.00
10年目660.372.40749.18540.00744.182.00600.00
11年目749.182.70841.55600.00836.552.20660.00
12年目841.553.01937.61660.00932.612.40720.00
13年目937.613.331037.51720.001032.512.60780.00
14年目1037.513.661141.42780.001136.422.80840.00
15年目1141.424.001249.47840.001244.473.00900.00
16年目1249.474.361361.85900.001356.853.20960.00
17年目1361.854.741478.72960.001473.723.401020.00
18年目1478.725.131600.271020.001595.273.601080.00
19年目1600.275.531726.681080.001721.683.801140.00
20年目1726.685.961858.151140.001853.154.001200.00
21年目1858.156.391994.881200.001989.884.201260.00
22年目1994.886.852137.071260.002132.074.401320.00
23年目2137.077.322284.961320.002279.964.601380.00
24年目2284.967.822438.751380.002433.754.801440.00
25年目2438.758.332598.701440.002593.705.001500.00
26年目2598.708.862765.051500.002760.055.201560.00
27年目2765.059.422938.051560.002933.055.401620.00
28年目2938.059.993117.981620.003112.985.601680.00
29年目3117.9810.593305.101680.003300.105.801740.00
30年目3305.1011.223499.701740.003494.706.001800.00
配当金再投資シミュレーション 左:複利計算(配当金再投資をした場合)、右:単利計算)再投資しなかった場合)

結論としては月額配当金5万円を超えるのが、再投資した場合は18年目、再投資しない場合は25年目ということで、配当金再投資をした方が7年も早く目標に到達することができました。

この7年という期間は大きく、出来るだけ若年期に自由になるというセミリタイア計画においては特に重要になってきます。

リタイアをして人生を楽しむということが目標であるため、現在の36歳に対して、それぞれ54歳と61歳となるので、やりたいこと、出来ることが大きく変わってきます。

逆にセミリタイアよりも途中過程をより豊かに暮らしたいと思うのであれば、得られた配当金をボーナスと位置付けて使用するのもありだと思います。

結局は個々の目標、目的次第だと思いますので、まずはしっかり目標を見定めることが大事だと思います。

まとめ

ここまで、複利計算の考え方と有効性を解説してきました。

複利の力はうまく使えば資産を大きくすることのできる可能性を秘めたものです。

まずは仕組みをしっかりと理解して、自分の目標にあった運用方法を選ぶのが良いと思います。

今回は「【投資】投資の基本!複利計算の仕組みと配当金再投資について」というお話でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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