
プログラミングなんてやったことない

ゲーム作りに興味があるけど、何から始めれば良いかわからない
今回はこのような方向けに向けて『はじめてでも安心!Unityの教科書 2D&3Dスマートフォンゲーム入門講座(2019対応版)』をご紹介します。
ゲームエンジンである『Unity』の入門書として色々なブログやYoutubeで紹介されていますが、この記事では
- アラフォー
- プログラミング初心者
- デザイン素人
- 音楽センス皆無
という明らかにゲーム作りとは無縁な私がゲーム作りを始めたきっかけや、今回紹介する『Unityの教科書』のメリットを紹介していきます。
ゲーム作りのきっかけ
私もアラフォーになった今でもゲームをするのが好きですし、YouTubeなどでプレイ動画を見るのも好きです。
ただ、ゲームを作ってみようとは思ったことが無かったのですが、プログラミングについて調べるうちに、個人でもゲームを作ることができるということを知り、チャレンジしてみることにしました。
作り方は色々あるようなのですが、
- 自信が所有しているパソコンのスペックでも動く
- インターネットもしくは書籍で調べられる程度の情報量がある
ということを考慮して、Unityというゲームエンジンを使うことにしました。
ゲーム作り初心者でましてや、プログラミング、デザイン、サウンドのどれを取っても素人の私がまず何から始めようと考えて、本屋で探していたときにみつけた書籍が、
『はじめてでも安心!Unityの教科書 2D&3Dスマートフォンゲーム入門講座(2019対応版)』
でした。
パラパラめくってさらっと内容を確認して私が気に入った点は、文字や絵で説明するだけではなく実際にUnityを動かして段階的に作成難易度の高いゲームを作っていくことができるということです。
おそらく読むだけだったり、中途半端に流れだけ書かれていても、よくわからなくなったり挫折しそうな気がしたので、本書は自分にはピッタリだったのではないかと思っています。
本書の内容
本書の目次
目次は以下の構成になっています。
Chapter1 ゲーム作りの準備
Chapter2 C#スクリプトの基礎
Chapter3 オブジェクトの配置と動かし方
Chapter4 UIと監督オブジェクト
Chapter5 Prefabと当たり判定
Chapter6 Physicsとアニメーション
Chapter7 3Dゲームの作り方
Chapter8 レベルデザイン
専門用語がいくつか含まれているのと、この書籍独特の言い回しがあり目次だけ見てもさっぱりだとは思います。
ですが、初心者の私でも順を追って実施していけば一つ一つ確実に身についていきますし、Unityの仕組みを理解することができます。
本書のメリット
具体的なメリットとしては、
- 段階的に学習できる
- ゲームづくり制作段階の一連の流れを学べる
- 達成感が得られる
- 簡単なサンプルの中身が見える
- プログラミング(C#)の基礎の基礎が学べる
が挙げられます。
画像ファイルや音声ファイルはダウンロードできるため、あらかたパーツは揃っている状態です。
言うなればプラモデルみたいに取説を読みながら順番に素材を配置して、そのプラモデルに命を吹き込むプログラムを書いて(コードは本に記載あり)、動きを確かめていく感じです。
プログラミングも段階的に学べるようになっていて、このように書いたら、こういう動きをする、という初歩的な部分も順を追って説明されています。
Chapterごとにメイン部分だけではありますが、1つのゲームが出来上がるため達成感があり次へのモチベーションアップにつながるというのはとても大きなメリットだと感じました。
本書で作成するサンプルゲーム
作成するゲームは基本的に中身のメインの部分だけで、起動時のホーム画面やリターンするためのUIは実装されていません。
作成するサンプルゲームは以下の6つです。
1.占いゲーム(Chapter3:2D)
タップするとボードが回転し、▼の個所で占い結果が出るというシンプルなアプリです。

2.車寸止めゲーム(Chapter4:2D)
スワイプの強さで進む距離をコントロールし、ゴールまでの近さを競うゲームです。
スワイプする強さや、ゴールまでの距離をどう認識するかなどを学べます。

3.矢印を避けるゲーム(Chapter5:2D)
上から降ってくる矢印を避けるゲームです。
当たり判定について学べます。

4.雲のてっぺんを目指すゲーム(Chapter6:2D)
タップでジャンプして雲を渡り、頂上を目指すゲームです。
重力やシーン変遷について学べます。

5.的当てゲーム(Chapter7:3D)
狙った個所にイガグリを当てるゲームです。
3Dゲームの基本を学べます。
地形の作り方や3次元でのオブジェクト配置やエフェクトについて学べます。

6.リンゴキャッチゲーム(Chapter8:3D)
上部から降ってくるリンゴを皿で受けるゲームです。
ランダムで爆弾が落ちてくることで、今までの5つのアプリに比べてゲーム性が増しています。
ランダム要素や、ゲームデザインについて学べます。

上記1〜6を通して実践することで、Unityの操作方法やウィンドウ配置、まず何をすべきか?などの基本が身に付きます。
Chapterごとにできることが増えていきますし、繰り返し実施していくこともあるので、右も左もわからない初心者にとってはいい道標になります。
一番のメリットはゲームが動くこと
先ほども記載しましたが、何より一番のメリットは自分が作ったものがちゃんと動くようになること、つまりモチベーションが上がることです。
右も左もわからない状態で、闇雲に進んでいっても自分が成長しているのか、今後ゲームが作れるようになるのか?不安しかないと思うのですが、書籍一冊にはゴールがありますし、章ごとで作るゲームも変わり、小さなゴールを作ってくれているので、途中で挫折もしにくいです。
私は仕事が終わってからや、休日の隙間を見つけてちょこちょこやったので時間がかかりましたが、集中してやれば1週間程度で終わるのではないかと思います。
ゲーム作りは一番最初にも触れたように、ゲームエンジンの使い方だけではなく、グラフィックやデザイン、サウンド、UI、そもそも企画する力など、色々な要素が必要になります。
どれも素人である私は、ひとつひとつ勉強していくしかないのですが、その重要な核でもあるゲームエンジンの使い方を一通り挫折することなく学び切るのはとても大事な一つの通過点だと思います。
ゲーム作りに興味のある方はぜひ本書でゲームを作る楽しみを味わって頂きたいです。
Unity公式チュートリアルについて
ちなみに、Unityには一応チュートリアルがついていて順を追って学べるプロジェクトが用意されています。(後から知りました)
公式のものということもありそちらを利用してもしっかり学べるとは思うのですが、一番のデメリットは英語の壁です。
私も何を隠そう英語が苦手で、ある程度読むことはできるものの語彙力が欠如しているため、どうしても読んでいるうちにストレスを感じてしまいます。
一応日本語に対応しているものですが、どうしても所々英語になってしまうため内容を過不足なく理解できているかが不安で、Unity公式チュートリアルは初心者にはハードルが高いと感じました。
ただ、英語の問題に関しては後々克服はしなければならない課題でもあります。
それはUnityのAssetsというテンプレートを使用する際には取説(Readme)が英語で書かれているためで、使い方を調べる際にはどうしても英語を読む必要があります。
翻訳ソフトやサービスを利用するという手段もありますが、長文ともなると有料のことも多いですし、これを機に英文を読解する練習をしてみてもいいかもしれません。
まとめ
これからUnityでゲーム作りを始めてみたいという方は、
『はじめてでも安心!Unityの教科書 2D&3Dスマートフォンゲーム入門講座(2019対応版)』
はぜひお勧めです。
メリットは以下のとおりです。(再掲)
- 段階的に学習できる
- ゲームづくり制作段階の一連の流れを学べる
- 達成感が得られる
- 簡単なサンプルの中身が見える
- プログラミング(C#)の基礎の基礎が学べる
何をしていいかわからないという方は、入門書としてまずやってみるのはありだと思います。
Unityは他に比べたら軽いゲームエンジンなので、パソコンを持っている方はよっぽど古いものでない限り、インストールしてすぐに始められると思います。
私もまだ始めたばっかりですが、自分で作ったゲームを世に出せるよう日々勉強したいと思います。
今回は「Unity】『Unityの教科書 』を実践してみて【ゲームクリエイト】」というお話しでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
Unityの最新バージョン2020に対応版が出ていました。
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