
これから保育園に入れようと思っているけど、いろんな種類があってよくわからない。

どの種類の保育園がいいのかよくわからない。
今回はこのような方向けの記事です。
保育園についてざっくりした情報は知っているけど、どこがどのように違うのかわかっていない、という方も多いと思います。
保育園に入れなければならないとなって色々調べていたのですが、関係法規を調べるととても分かりにくく書いてあり、なかなか紐解くのに時間がかかります。
この記事では、厚生労働省や文部科学省の出典をできるだけ明記しつつ、なるべく簡素にその違いを解説していきたいと思います。
この記事でこんなことがわかる!
・保育園の種類とその違い
・どの保育園を選ぶべきか?
・保育園は正式には保育所と呼ぶようなので、以降は保育所と呼ぶようにします。
幼稚園と保育所の違いについて
そもそも幼稚園と保育所とは何が違うのか?につして文部科学省HPにてわかりやすく解説してあったので、抜粋します。
幼稚園 | 保育所 | ||
【根拠】 | 施設の性格 | 学校 | 児童福祉施設 |
根拠法令 | 学校教育法 | 児童福祉法 | |
【サービス内容】 | 対象児 | 満3歳~就学前の幼児 | 0歳~就学前の保育に欠ける児童 |
保育時間 | 4時間を標準 | 8時間を原則 | |
【その他】 | 入所 | 保護者と幼稚園設置者との契約 | 市町村と保護所の契約 (保護者の希望に基づく) |
この表から、保護者が働いていれば保育所、働いていなければ幼稚園を利用することになります。
根拠法令も学校教育法か児童福祉法かの違いがあり、目的が大きく違うという印象を受けました。
保育所の違いについて
一般的に保育施設に子どもを預ける場合、
- 保育所
- 認定こども園
- 小規模保育事業所
が選択肢に上がると思いますが、実際どのように違うのかを見ていきます。
保育所(児童福祉法 第三十九条)
保育所は、保育を必要とする乳児・幼児を日々保護者の下から通わせて保育を行うことを目的とする施設(二十人以上であるものに限り、幼保連携型認定こども園を除く。)とする。
認定こども園
(就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律 第二条 7)
義務教育及びその後の教育の基礎を培う者としての満三歳以上の子供に対する教育並びに保育を必要とする子供に対する保育を一体的に行い、これらの子どもの健やかな成長が図られるよう適当な環境を与えて、その心身の発達を助長するとともに、保護者に対する子育ての支援を行うことを目的として、この法律の定めるところにより設置される施設をいう。
地域型保育・小規模保育事業所(児童福祉法 第六条の三 二項⑩の一)
保育を必要とする乳児・幼児であつて満三歳未満のものについて、当該保育を必要とする乳児・幼児を保育することを目的とする施設(利用定員が六人以上十九人以下であるものに限る。)において、保育を行う事業
やはり法律を抜粋するとわかりにくいかもしれませんが、要点をまとめると以下のとおりです。
- 0歳~満3歳まで子どもを預けられる規模の小さい施設(6人以上19人以下)が小規模保育事業所
- 0歳~就業前までの子どもを預けられるのが保育所
- 0歳~就業前までの子どもを預けられる、保育所(小規模保育事業所)と幼稚園を足したのが認定こども園(下図参照)

保育施設の選択肢について

各保育施設の種類と特徴についてザックリわかったところで、どこに預けたいか悩むところだと思います。
ただ皆さんご存知だとは思いますが、現在選べるほど保育施設に空きはないため、選択肢はほぼないと思うくらいでちょうどいいと思います。
各市町村ごとで状況は変わるとは思いますが、私たち夫婦も預ける保育園選びには一苦労しました。
やはり保育所と認定こども園は通してで預けられることができるため競争率が高く、なかなか受かることができません。
実際私たちは保育所か認定こども園に受かることができず、小規模保育園に通園させています。
小規模ということで先生たちが良く面倒を見てくれている雰囲気はあるので助かっていますが、この後の転園を考えると、やはり保育所か認定こども園に入れておきたいところでした。
選択肢がない以上預けられる個所にしか預けられないので、保育施設の特色や性質を理解してできるだけ納得する形で預けるしかないのかなと思います。
まとめ
ここまで、保育所の種類とその違いについて解説してきました。
大きくは、①預けられる人数と②その規模(人数)の違いで保育施設であることは変わりありません。
今のご時世、場所が近かったり、方針や評判が良かったりで行かせたいところがあっても、なかなか行かせられないのが現実です。
まさか、保育園から受験競争(のようなもの)になるとは思ってもみませんでした(笑)
この記事をご覧になっていただき、各施設の違いを理解し納得した形で利用できることを祈っています。
今回は「【子育て】保育園の種類とその違い」というお話でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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